「あ 私、今会社にひとり、、」それは普通の会社員には味わえない不思議な時間です。

この記事を書く私は、小さな会社でひとり経理をしています
「会社にひとりぼっち」は気楽ですが、デメリットもあります。
1.孤独で友達ができない
職場に一人だと、日中話し相手は誰もいません。
電話や来客はありますが、いわゆる仲間と気軽に雑談をすることはなく、シーンとした会社で一日中過ごします。このような毎日が退職するまで何十年間も続きます。
つまり人生の長い時間を一人で過ごすことになります。

緊張
コミュニケーション能力が右肩下がり
私の場合、雑談の代わりにオンライン英会話をやっています。好きなときに話ができ、英語も勉強できるし最高です。
会社にひとりなら、当然ながらお昼ご飯も一人で食べます。
同期とワイワイランチしたり、会社帰りに気の合う仲間とちょっとお出かけするなんてことはありません。
- ひとりで仕事
- ひとりでランチ
- ひとりでまた仕事
- ひとりで家路につく
一人暮らしなら、一言も言葉を発せずに終わる1日があるかもしれません。。
これが孤独と感じるかどうかは人によります。とはいえ、社員がいっぱいいる職場で仲の良かった同期がどんどん辞めて最終的には、一人でランチするのも寂しいですね。
「周りはワイワイしてるのに、自分は一人でランチ」
こちらのパターンの方が、孤独を感じるかもしれません。
2.責任が重い
社員が他にいないということは、仕事は基本全部一人でやるということです。何かあったら100%自分のせいで、トラブルも自分で解決するしかありません。
「誰かに相談してうまくやってもらうこと」は、できません。
しかしながら、最近はかなりの事がググれるので、この情報を利用する能力があればだいたいの事は解決するでしょう。逆に情報を取捨選択して、自分ひとりで突破する力がないと、ひとり事務は務まりません。
3.能力が向上しない
同じ仕事を自分のやり方で続ける毎日です。職人化して処理スピードが速くなる事はありますが、周りからの刺激がないので、気を付けないとスキルそのものが陳腐化します。
「時代遅れのスキル」は、転職のとき困ります。
いつの日か、社外の人のスキルと大きな差ができて、取引先との関係に支障をきたす日がくるかもしれません。「こんな事も知らない非常識な人」になってしまう可能性があるのです。
最近、痛切に感じたのは保育園の保護者会で、ZOOMが使いこなせなかったときです。あくせくしながら操作する私をしり目に、のんびりした雰囲気のお母さんが普通に使いこなしていました。。
4.何でも自分でやらなければ、、
- パソコンの調子が悪い
- トイレの調子が悪い
- コピー機の調子が悪い
- 重い備品をしまいたい
何でも自分で調べて解決しなければなりません。「こういうのは男の人の仕事」などと、先入観価にとらわれていると、全てが上手くいきません。そして道具を使えば、不可能な事は1つもありません。

工夫すると意外と何でもできる
電化製品の調子が悪ければ、取説を見るなりググるなりすればいいし、備品が重くて運べなければ、中身を取り出すなり、台車を使うなり、たまたま来た業者に助けてもらうなり、、なんとかなります。そして、
セクハラ・下ネタに対応し、解決するのも自分しかいません。
結束する仲間はいないし、正義感が強く一蹴してくれる頼もしい先輩もいません。嫌ならすべて、自分でどうにかするしかありません。
5.休めない!!休みづらい!
ひとり事務の最大のデメリットは、「休めない!休みづらい!!」ことです。ひとり事務のメイン?!の仕事「電話番どうする問題」があります。
- 営業の人が代わりに留守番をする
- どこかに電話を転送させてもらう
等、休む時には事前準備が必要です。これが面倒で、前任の人は「面倒くさいから、休まない」と腹をくくっていたようです。
個人的には、会社の事情によりますが、通常営業にそこまでこだわる必要はないと思います。
通常日と同じように営業することをバッサリ切り捨て、留守番電話や留守対応の自動メールなどを上手く利用します。
いつもと違う対応をする日があっても、得意先は意外と気にしません。緊急な要件でなければ「留守電に入れておくか」「メールしておくか」位の感じではないでしょうか?
こうした会社への影響を気にしないハートの強さが「ひとり事務だけど、どう休むか」を解決するポイントです。
段取りを減らすためにも日頃から、かかってくる電話を極力減らす努力をしておく事もお勧めします。
まとめ
人はふたつのタイプに分かれます。
- ひとりでいるとホッとする人
- みんなと一緒にいるとホッとする人
みんなとワイワイしたい人にとって、ひとり事務は、デメリットばかりのつまらない仕事ですが、「ひとりでいるとホッとす人」にとって、ひとり事務は最高の仕事です。