電話応対は、小さな会社の事務の主たる仕事です。
営業電話をさばく手際の良さで、毎日のクオリティが変わります。
こちらの記事では営業電話の対応についてお伝えします。
仕事のリズムをくずす営業電話
のんびりした会社の場合、仕事中でもメンタルは、家でゴロゴロしている感じとさほど変わりません。
そんなとき電話が鳴るとハッと緊張感が走り、一気に職場モードになります。
電話に出る人が他にいなければ、トイレ中でも急いで電話に出ます。
コップを洗っていても、泡をすかさず落とし急いで電話に出ます。
そして出た電話が、ただの営業電話だと分かると、「チッッ」という気持ちになります。
こんなに焦って出る必要はなかったと、悔しい気持ちになります。
営業電話の判断
営業電話と早く分かれば、緊張感から早く解き放たれます。
営業電話と判断するために、次のステップを踏んでいます。
第一段階:フリーダイヤルは営業電話
フリーダイヤルは、ほぼ営業電話です。
液晶ディスプレイに0120と表示されていたら、気を抜いています。
とはいえ、スルーは絶対しません。
タイミングを変えて何度もかかってくることもあり、さらに面倒になる可能性があるからです。
第二段階:電話番号をその場で検索
電話を受けつつ、表示された電話番号をググります。
そうすると、発信元の会社が分かったり、迷惑電話サイトに投稿されている事があります。
この迷惑電話サイトは
「こんな人からこんなふうに電話がかかってきた!」と、かなり具体的に書いてあって、大変参考になります。
本当にサイトに書いてある手口だと少し笑いそうになります。
第三段階:親しげな口調にだまされてはいけない
「〇〇ですけど、△△様いますか?」
いかにも△△様と知り合いであるかのように
小芝居を打って、なれなれしい感じで電話をしてくる営業電話があります。
「いつもお世話になっております。」と、いかにも取引があるような雰囲気を出してくる人もいますが、よくある営業電話の手法です。
- 社長の〇〇様、いらっしゃいますでしょうか?
- 通信担当の方、いらっしゃいますでしょうか?
- 備品管理の担当の方、いらっしゃいますでしょうか?
の3パターンが多いです。
備品と通信の担当ご指名というのは、
- コピー機を買ってほしい
- インターネットの会社を変えてほしい
場合が、ほとんどです。
- NTTから依頼を受けて、、
- 電気の検針票の内容を確認したい、、
の2つは最近よくある営業電話です。
対応:困ったふりをする
100%営業電話だと判断できても、横柄な態度やガチャ切りをしてはいけません。
途中で切ったら「お電話がきれてしまいました」と再びかかってきたことがあります。
横柄な態度もNGです。
相手はこちらの電話番号を知っているので、怒らせると今後嫌がらせをされるリスクがあります。
嫌がらせをされる可能性は低いですが、わざわざ嫌われる必要はありません。
営業電話に出たら、
よく分からない電話がかかってきて、私も困っているという態度をとりましょう。
「社長はこちらに常駐しておらないのですが、、」
「〇〇の担当という者は、おらないのですが、、」
と困る素振りを見せてから、「ご用件はなんでしょうか」ときいてみましょう。
営業電話と判断できたら、話に割り込み「営業電話はお断りするよういわれておりますので、失礼します。」
といって、静かに電話を切ります。

10年以上この対応で問題なし
食い下がる相手もいる
- 営業電話ではなく、ご案内です。
- 営業電話ではなく、お知らせです。
- 営業電話ではなく、ご確認です。
と食い下がるガッツのある営業電話もあります。
この場合
- ご案内もお断りするよういわれてますので、失礼します。
- お知らせもお断りするよういわれてますので、失礼します。
- ご確認もお断りするよういわれてますので、失礼します。
とよく分からない日本語で応酬します。
「何をいっているのか分からない」ときは、たいてい営業電話
「何いってるかわからない、、」
そう思ったら、大抵それば営業電話です。
営業電話に限らず、「それっぽい事をさっきから流暢に説明しているけど、何いってるかワカラナイ」
と感じるとき、
相手は、本当の目的を隠してごまかしています。
話がフワッとしてて、何か違和感を感じる。
そんなときは、相手にとって、どうなるとトクなのか?よく考えてみましょう。
営業電話にお得情報は、ありません。仮に言っている事が気になるのなら、一度ググってみましょう。
良い情報は、相手からやってくる事がありません。
仕上げは、着信拒否設定
上記の対応で、二度とかかってこない事が多いですが、顧客リスト情報が更新されない会社の場合、数カ月後に、再びかかってくる事があります。
最後の仕上げに、着信拒否設定をしておく事がおススメです。