スマホが急に普及して、ITに弱い年配の人もラインを使うようになりました。
Eメールの過程を経ずに、ラインからテキストメッセージを始めた人たちには、プライベートと仕事の使い分けが、上手くできない人がいます。
そんな人が、社内で「会社のライングループを使ろう!!」と言い出すと、悲劇が起こります。
会っていないときも、上司の冗談に付き合う
最初は仕事上の連絡だけだったラインも、慣れてくると誰かが(主に社長やえらい立場の人)が、ちょっとした冗談などをついでにラインしてくるようになります。
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しょうがないから部下がリアクションする。
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送った人は、「ウケた!」と思い、度々しょうもないラインをするようになる。
という悪循環が始まります。
どうでもいいラインに大事なラインが埋もれる
上記のような、どうでもいいラインが増えた結果、流し読みの癖がつき、業務上、大事な連絡を見落とすことになります。「仕事で使う」という本来の目的を失って、単なる雑談チャットが中心になってきた、、と思っても油断せず、きちんと読まなくてはいけません。
プライベートとの境界線がなくなる
プライベートと同じノリで、休みの日でも夜遅くても構わずラインする人送がいます。職場の人間は
- プライベートでも会社の人と雑談したい人
- プライベートでは会社の事なんか思いっきり忘れたい人
と2種類に分かれますが、基本的に前者が後者のプライベートをラインで攻撃します。
スマホでプライベートのラインをチェックしようとすると、一緒に会社のラインが目に入り、頭が仕事モードになってしまいます。
承知しましたの嵐
グループラインで皆が「承知しました。」「ありがとうございました。」と入れ始めるとあっという間に未読マークが恐ろしい数に。。
謎コミュニケーションです。。
何も考えずに入れた最初の人。それを見て「自分も入れなきゃ!」と続く次の人。それを見て「えっ返信しないといけないの?」と悩む人。
無駄な時間×人数=相当な時間のロス。会社全体で生産性が下がります。社長のラインに「既読が80で返信0」だと皆が無視しているようで、気まずい空気になります。
誰かなんか返信してくれーっと心配したりしますね。これもまた無駄な時間です。
職場ラインのルールが分からない
「おはようございます。」を入れるのか「〇〇です。」と名乗るのか、ビジネスメール同様に、挨拶文から始める人もいます。ひとりが礼儀正しい長文ラインを始めたが故に、それがローカルルールになる事があります。
挨拶などせず、「〇〇の件」で始めれば十分では、ないでしょうか。
誰だか分からない
ラインは、フルネームで登録していないので、最初は誰だか分かりません。
かわいい愛猫アイコンの「たっくん☆」は、実はおじさんで、大真面目にラインで説教していても、愛猫アイコン「たっくん☆」越しの熱弁だったりします。
ふざけたアイコンもこれ見よがしな感じがして恥ずかしいです。とはいえ、会社のために自分の登録を変更するのもイヤですよね。
誤爆が恐ろしい
「会社のラインを恋人に送ってしまった」ならまだしも、逆は相当恥ずかしいですよね。
自然に忘れ去られる事はなく、誤爆ラインは、語り継がれます。
定年するまで自分の代表作になる事でしょう。会社で面白い事はそうそう起こりませんので、誤爆ラインは、皆の大好物なのです。
解決法:デバイスを分ける
会社のラインが嫌なときには、使ってないスマホや、PCなどを使って物理的なデバイスを分ける事がおススメです。
プライベートと別にアカウントをとって、会社アカウントは、仕事中しか使わないデバイスを使いましょう。会社のパソコンなどが、ベストです。
本当に緊急なときは、携帯電話に連絡が来るので困ることはありません。
会社用のアカウントは、フルネーム登録して、アイコンは花とか草とかにしておきます。
ひとつの電話番号でひとつのアカウントしかとれないので、会社用のふたつめのアカウントは実家の固定電話等を利用して取る必要があります。
私は内勤が一人なので、会社の電話番号でアカウントをとりました。退職時には、アカウントは閉鎖もしくは、会社の人に引き継ぐつもりです。
固定電話だと、認証コードはショートメールでなく、登録した瞬間かかってくる自動音声の認証コードを使います。
まとめ
えらい人が会社でグループラインを作り出したら、もうとめる事は出来ません。
「プライベートはラインしたくないです!」と鼻息荒く主張するより、静かにアカウントを分けましょう。。
アカウントを別に作れなかった人は、通知オフにして、せめてチェックするタイミングの主導権は握りたいですね。