あなた(もしくはあなたのお子様)は、なぜ商業高校に通っていますか?
「本気で商業の事を学びたかったから」
という本来の目的で決めた人は少数で、
- 進学校にいける偏差値がなかった
- 地元だから
こんな理由ではないでしょうか?
「大学にも行けるか分からないし、自分の人生はこの先どうなるんだろうか」と漠然とした不安にかられる事はありませんか?
簿記で人生一発逆転のシナリオ
商業高校は、進学高と違い「簿記」を勉強します。

簿記には夢がある
- 簿記2・3級を取る → 地元の小さな企業の就職に有利
- 簿記1級を取る → 大学推薦がもらえる、大企業の就職に有利、税理士試験の資格がもらえる
税理士・会計士・USCPA、、簿記の勉強の先には、カッコいい資格・職業があります。ここまでくると学歴なんて全く関係ない世界です。
資格があなたの頭の良さを証明してくれます。
AIの発達で税理士はいらなくなるという未来を予想する話もありますが、たとえ経理や税理士が職業としてなくなっても、会社というものが存在する限り、簿記の知識は必ず生かせます。「会社」というものが存在する限り簿記の知識が不要になることはありません。
高度な簿記知識を持つ人は、色んな分野で活躍できます。高度な簿記知識まで届かなくても、最低限、簿記3級をとれば、履歴書に書く事ができます。
簿記3級の知識でも、社会人になってから生かせます。今後の人生に、役立つ事はあっても足をひっぱる事はありません。
簿記1級講座出会った商業高校の生徒
私は社会人になってから、簿記の大手予備校に通いましたが、簿記3・2級講座のときは見かけなかった高校性を簿記1級講座ときは、2名みかけました。
制服姿の彼らが大人に混じって教室にいて目立つし、興味シンシンで観察していたところ、どうやら彼らが商業高校の学生で簿記1級に挑戦していることが分かりました。
失礼ながら、正直「あれ商業高校って偏差値低いのに簿記1級までできるの?」と思いました。
ここまでたどり着かない子が多数派でしょうが、「他の子を突きはなし、簿記1級までやってくる子」を目の当たりにし、興味深く感じました。
同時に30歳の私が17歳の彼らが同じ資格を目指し、勉強しているという事実を前にし、「簿記1級は30歳の私より、まだ17歳の彼らの人生においてより役立ちそうだ。」と考えました。
17歳のときの私といえば、簿記のボの字も知らず、ファミレスのバイトで目先の1万円2万円を稼ぐ事にこだわっていました。
簿記で人生逆転できたら、月1、2万なんて簡単に回収できますが、当時は、将来に不安を感じつつも、そんな事に気づけませんでした。
周りの手厚いサポートがうけれる
商業高校で、簿記1級合格者が出るとその学校の実績になります。
簿記1級合格者がいる事は学校の宣伝になりますし、先生たちは、頑張っている学生を純粋に応援したいと強く思っています。
これらの資源は、卒業したらタダで使えません。
簿記1級講座にいた高校生の場合も、担任の先生が、熱心に勉強方法などを専門学校に相談していました。先生や学校からのプレッシャーがかかるかもしれませんが、それもまた資格取得への原動力になります。
高校1年生から簿記をスタートできるアドバンテージ
税理士などの難関資格に挑む人は、大抵進学高を卒業し、早くても大学1年生から簿記を勉強する人がほとんどです。
商業高校にいると高校1年から簿記を勉強しますので、
3年も早くスタートをきる事ができます。
しかも、進学高に通う彼らが難しい古文、漢文、、、資格と全く関係がない勉強をしている間に、商業高校なら授業中にやってしまう事が出来ます。
ちなみに、簿記を勉強すると会社の仕組みを理解する事が出来ます。
実際に社会に出て働くまで会社がどうやって従業員に給料を払っているかなんて、リアルに感じとる事ができませんが、簿記でこの感覚を先に掴んでおくと、就職活動で会社を選ぶときの判断にも役立ちます。
最後に
意識しなければただの簿記の授業ですが、
野望を持って勉強してみると人生変わるかもしれません。
私が簿記の勉強を始めたのは社会人になってからですが、人生変わりました。学生ならきっと、もっともっと変わる事でしょう。