kindleで
『サラリーマンが知らない資本主義の攻略法』
を読みました。
- 陰謀論にどんな人がハマるかというと「バカ」な人
- 大して仕事もできない人が35年の住宅ローンを組むのは、かなり危険
- 質の低い顧客が安い商品を買う
数々の爽快なお言葉、、口が悪くてすいません、、との事ですが、読んだ人に「どうにか変わってほしい!」という熱い気持ちを感じました。
常識は企業が作る
- 今、自分が欲しいと思っているもの
- 今、自分が買わなきゃいけないと思っているもの
- 今、自分がやらなきゃいけないと思っているもの
これらは実は皆、企業が作り出した常識かもしれません。
私の場合、結婚式に大金を使うのは自分の価値観とは違うと思っていたので、
- 披露宴はやらずに挙式だけやる
- とりえず安い結婚指輪を買う
- 婚約指輪なんていらないから、ペアの腕時計を買う
自分の価値観で行動したつもりでした。ですが、上記の3つの行動全て企業が作った
- 披露宴にお金をかける
- 結婚したら、結婚指輪を買う
- 婚約したら、婚約指輪を買う
という常識にアレンジを加えただけだったのかもしれません。自分の価値観に沿うならば、
- 挙式すらやらない
- 結婚指輪を買わない
- ペアの腕時計を買わない
という行動が正解でした。
貧乏人は勉強しないから貧乏
「貧乏人は勉強しないから貧乏」というのは自業自得という意味ではありません
ブラック企業に務めるなど、時間と心の余裕がなくなる場所にいたら勉強できなくて当たり前です。
自分が変わらないと、時間と心に余裕がなくなる構造から脱出する事はできません。時間が経つほど、脱出不可能な状況になっていきます。
バカが搾取される資本主義の罠
資本主義で「バカ」が搾取される例の1つとして、
- リボ払い
があります。リボ払いの仕組みを理解していない人ほど、リボ払いしていますね。
高額英語教材の訪問販売をやっていた知人が言っていた事を思い出しました。

お金をもってなさそうな家ほど、買ってくれる
そして

でもブラックリストでローンが通らない
お金持ちがある人が買ってくれるのではなく、お金がなさそうな人ほど買ってくれるという事でした。こうして、貧乏な人は、より貧乏になるのかもしれません。
時間の切り売り:サラリーマンもアルバイトも本質的には同じ
この点においてサラリーマンもアルバイトと本質的には一緒
サラリーマンは、作り出した価値に対してお金をもらっているのではなく、捧げた労働時間に対してお給料をもらいます。その点においては正社員だろうがアルバイトだろうが同じです。
経営者・正社員・アルバイトの3者を2つに分けるとしたら、
- 経営者(価値を作る)
- 会社員とアルバイト(時間を会社に買ってもらう)
という分類ができます。
- ちょっと待遇の良いアルバイトが、正社員
- ちょっと責任が重くなったアルバイトが、正社員
のような感じでしょうか。サラリーマン家庭で育った私は、時間の切り売り以外に働き方があるなんて考えたこともありませんでした。
経営者は特別な人で、「自分は一生、会社員で終わる」予定でした。ですが、これからは「自分が価値を作れる事」を信じて行動したいと思います。
あなたの人生がちっとも変わらない理由
会社のために働かないで自分のために働いたら?
日本には「会社のために身を粉にして働くのが美徳」みたいな空気があります。そんな空気もまた、搾取した人が作り出したものかもしれません。
ちょっと俯瞰してみると、今とは違う価値観が見えてきそうです。