簿記一級の勉強で初めて知ったスキル、それは
右手でペンを持ち、左手で電卓を打つというもの
- 電卓をたくさん使うが
- ペンを持ち替える程、時間がない
簿記2級までは、誰もが利き手でペンを持ち、利き手で電卓を打ちますが、簿記1級になると上記の理由から急に、利き手でペンを持ち、逆の手で電卓を打つという技が使われ始めます。
とはいえ最近は、正確性が重視され、電卓の左手打ちをあえて勧める予備校は少ないようです。
こちらの記事では、実際に左手で電卓を打つスキルを身に着けた私が、その必要性についてお伝えしたいと思います。

こんにちは、進化する事務員ぷんすかです。
簿記一級、簿記論、財務諸表論に合格しています。
電卓左手打ちのデメリット
電卓を右手から左手打ちに変えると、最初は正確性を失います。
試験に受かるためには、どれだけ早く多くの問題を解いたかよりも、どれだけ多く正解を出せたかの方が重要です。
電卓の左手打ちで、正確性を失っては、本末転倒です。
電卓左手打ちのメリット
電卓左手打ちのメリットは、時間の短縮です。
ペンを持ち替える時間を短縮でるし、右手にペン、左手に電卓のポジションを固定できるとペンを落とすなど、動揺につながるようなハプニングも回避できます。
簿記一級試験は、回答の8割以上に電卓を使いますので、計算の度にペンを持ち替えるかどうかで、使える時間に差が出ます。
問題の量が膨大で、試験時間にはあまり余裕がないので、 スピードは合格のカギをにぎります。
簿記一級合格には猛烈な勉強量が必要です。空いている左手を使って電卓を打つことは、右手の負担を減らし、腕の疲労感を軽減させます。
簿記一級合格後に、税理士試験に進む人は特に、記述問題が増えることに備えて利き手を疲労させない左手打ちが便利になってきます。
電卓を打った時間 = 勉強量です。勉強した分だけ、電卓の左手打ちも正確になります。
左手打ちの正確性をマスターできないなら、それは勉強時間が足りていないという事かもしれません。
試験以外でも使えるスキルになる
電卓を左手で打つスキルは、簿記一級試験以外でも使えるスキルです。
普段のPC作業でも、右手の負担の方が重くなりがちですので、電卓の左手打ちは便利です。

今でも、左手打ちの方が正確
まとめ:必須ではないが電卓左手打ちは、できた方がよい
簿記ー級試験において、電卓の左手打ちは必ずしも絶対必要なスキルではありません。右手打ちで合格している人もたくさんいます。
ですが、電卓の左手打ちが時間的に有利なのも事実です。
そして、左手打ちを覚えるのは、実はそんなに難しくありません。個人的には、電卓左手打ちの習得をオススメします。
ちなみに、私が簿記一級試験で使っていた電卓はこちらです。
スタンダードなものですが、なぜか使いやすく、現在も仕事で使っています。(気持ちの良い電卓を使うことは、意外と重要です)

電卓の使いやすさは、値段に比例しない