毎年冬になるとやってくるお歳暮シーズン!
毎年夏になるとやってくるお中元シーズン!
中身が伴わない形式上のやり取りを止めようとする虚礼廃止という言葉もあるようですね。
実際、トヨタなど多くの大企業では、お歳暮などの慣習を廃止しているようです。
我が社のように小さな会社の場合、虚礼廃止なんて関係ない、、というかそんな言葉は誰も知らないので、相変わらずお歳暮・お中元は存在します。
経済的な理由で、数を減らすことはありますが。。

この記事を書く私は、
小さな会社の事務員として、10年以上お歳暮と付き合っています。
お歳暮シーズンは年末の忙しい時期と重なる
お歳暮を贈る時期は、正式には12月13日から20日です。世間的には12月中なら OK という感じでしょうか。
この時期は年末で、会社が忙しい時期と重なります。
ちなみにフライングで12月前にお歳暮を送ってくる会社もありますが、早ければいいってものではないので、これはこれで気になります。。
我々事務員はお歳暮の対応で、地味に仕事が増えます。
- 玄関で受け取る(不在なら再配達手配)
- 包装を開け、中身を確認、社長に連絡
- 事務所で食べるか、どう分けるか、誰がどう持ち帰るか確認
- お礼状を送る
持参された日には、更に面倒くさいです。
アポなし持参の人も多いですね。「コロナなんて関係なし」な感じでしょうか。顔出すことに意義があると思っているようです。
アポなし訪問で私のような雑魚社員にしか会えなければ顔を見せたところで、ビジネス上の利益はなさそうですが。
もらって微妙なお歳暮
せっかく送ったのに、相手が喜ぶどころか迷惑なお歳暮があります。
お歳暮で避けるべきもの:フルーツや野菜などの生鮮食品
インパクトはありますが、それだけです。
- 包丁で切ってその場で分けるのが、めんどくさい
- 持ち帰るにしても重い(電車なら最悪)
- 腐る・日持ちしない
- 冷蔵庫を占領
- 置き配ができないから、再配達などの段取りがめんどくさい
お歳暮で避けるべきもの:お菓子
ギフトといえばお菓子ですが、それだけに誰の目にもとまらない可能性大です。
お歳暮・お中元は、だいたいお菓子です。
有名どころのどんなに美味しいお菓子でも、その他大勢のお菓子と一緒にされてしまいます。誰が送ってきたものかなんて、気に止めることはありません。
気づいてもらえなければ、送っても送らなくても同じで、戦略的な経費の使い方とはいえません。
戦略的に、お歳暮を贈ろう!
お歳暮を贈るなら、少しでもビジネス上のメリットのがあるよう考えたいです。
- 迷惑が掛からない
- 会社名とお歳暮をセットで覚えてもらう
- 毎年、楽しみにしてもらう
つまり
- 社員が簡単に分けられて
- 家でも話題になるような、ちょっと変わったもの
が、良いと思います。
オススメの一例はこちら。
↑美味しい塩(消費しやすい高級調味料)
↑つまみ系(ひねりがあるもの)

毎年考える手間も省ける
お歳暮より年始の挨拶がオススメ
お歳暮より年始の挨拶がお勧めです。
- 暇な時期で、相手に余裕がある
- ライバルが少ない
ちなみにお年賀に自社の名前が入ったタオルを渡すことはやめましょう。なぜなら
- センスがないと思われる
- やっつけ感がある
センスがないと思われると、仕事上も気が利かないと思われるかもしれません。
その辺で買ったたい焼きでも渡した方が、よっぽどマシです。
まとめ:適当にお歳暮を贈ると損するだけ
お歳暮を
- 適当な人が
- 適当に選んで
- 適当に送っていた
なら注意です。やっつけ仕事は、相手も迷惑で、まさに虚礼です。
お歳暮もお中元もお年賀も、仕事の一貫として、気を抜かず意味のあるものにしたいですね。